fuyunohinotegakariの日記

写真をあげたり日記を書いたりしますが、ほとんど泣き言格納庫です。

臨月に入りまして

妊娠にまつわるハードな所感を書き溜めているのだが、なかなか終わりまで書けず、下書きが増えていくばかり。でもこれは書いて、ひとめに触れるかたちで残しておいたほうがきっといいと思って、ちまちま書いている。

さて、産休に入ってからの私はごろごろしていて、平日夫がいる日はご飯を作るくらいのことしか本当にしていない。あとはポッドキャスト「炎上喫煙所」をずっときいているか、何もせずSNSをチェックしながらベッドで横になり胎動を感じて「かわいー」→💤→なんか食うか、みたいな感じで過ごしている。

そろそろ正産期と呼ばれるゾーンに突入する。いつ産まれても大丈夫、という意味です。また一段階カラダがしんどくなった。ついにヘソが平たく伸びきっていて、寝返りを打つのも一苦労とはこのことかという感じで、もちろんちょっと外を歩くだけでヒーヒー言っている。ドラマとか映画とかで妊婦さんが歩いてるときとかに「ふー」って一息つく描写あるでしょ? あと「魔女の宅急便」のオソノさんが腰に手当ててるのとか。あれマジなんですよ。私も驚きました。

さて、命を削りながら夢中で仕事をしていた職場から離れて、西松屋ベビーザらス、百貨店のベビー売り場などをうろうろしたり、入院の準備で必要なものを買い揃えたり、関連書籍を読んだり、健診に行ったり、ザ妊婦の生活をしていると、まるで自分が本当に「妊婦」でしかなくなるような感じがあって、いやいや私は私だったじゃないか、いま妊婦モードなだけで。と何かにストップかけたくなる時がたまにある。

最近きいてるポッドキャスト「炎上喫煙所」は、みなみかわさんと大島育宙さんが喫煙所でエンタメネタを喋ってる、みたいなコンセプトでおもしろい。これを聞いてると、私はこういうちょっと下品なエンタメ話を飲み屋でするのが大好きだったじゃないか、と視界が西松屋から喫煙所に戻る感覚で、今の自分にとっては必要なバランス感なんだろうなと思う。「本気で売れたすぎて必死なのに、実際売れて忙しすぎて不機嫌になる芸能人」の話をしてて辛辣だなあーと笑った。そろそろアーカイブの9割聞き切るころ。

妊娠してから買ってよかったもの

⭐︎ガジェット系

・エンジェルサウンズ

お腹にあてると胎児の心音をきける機械。「初期は大事な時期だから」と方々から言われてドキドキしながら働いていた時に、生きてる?大丈夫?と心配で仕方なく、12週くらいで買った。朝これできいて、仕事行って、夜帰ってきてまた確認して、ということができたので不安になりすぎることなく働くことができた。

 

⭐︎衣服系

・GOCOCI マタニティ用

ワコールのマタニティ〜授乳期向けのブラジャー。ノンワイヤーで縫い目なしのハーフトップタイプ。

ユニクロのブラトップで満足してたけど、胸が重くてなんか明らかに離れてきたのと、水風船ぶら下げてるみたいな感覚になってきて、かなりbadな気分になり、産前産後OKの下着を探す旅にでた。

楽天の評価高めの授乳ブラや、無印の授乳向きのハーフトップなども買ってみたが、GOCOCIはそれらとは全然違う。バストラインの心地よさとホールド力がこんなに胸を軽くしてくれるとは思わず嬉しい。 ここまでトップが高い位置でキープされるとは思わなかった。最高だよ〜。

 

・コニーのマタニティパジャマ

セールで2000円くらいだった。つわりで辛くて寝苦しい夏に、肌触りの良いワンピースが優しく包んでくれた…。

 

しまむらのゆるいスニーカーソックス

9ヶ月に入りいよいよ動きが制限されてきたので、片手でも履けるくらいのびよびよソックスがありがたい。もう両手では靴下履けない。

 

西松屋のマタニティズボン

緑のプリーツが入ってるやつ、黒のワイドパンツ、リブのレギンス2枚を購入した

 

西松屋のマタニティパンツ

浅履きタイプのやつ。どんどん大きくなるお腹を締め付けるのがこわいのと苦しかったので、よく履いた。ちなみにM〜Lサイズのパックを2種類買ったが、片方は伸びが悪くて締め付けられて下半身が封印されそうになったので、全然履いてない。

 

・着圧ソックス

「勝野式ふくらはぎサポーター」というやつをかった。マタニティにもおすすめと書いてあったので。これを履くと99.9%こむら返りを防げる。

 

⭐︎小物

・バレエフットマッサージャー

木の棒をコロコロと踏むタイプのマッサージ道具。足の裏がむくんでじわじわ痛いのでテレビを見ながらこれを踏む。

 

・抱き枕

なんでもいいと思うけど、楽天のポイントで買った。身体も楽になるけどなんか気持ち的な部分も助かった。とにかく寝づらかったので。

 

⭐︎モノじゃない系

整骨院

5〜8ヶ月くらいに通った。普段腰にくることはなかったのに、職場でふとした時に腰がピキりかけてマズい!と思い駆け込んだ。頭のてっぺんから足の先までやってくれて助かった。どこに負担がきてるかなども教えてくれて、歩き方とか姿勢とか少しは気をつけようという気持ちになった。1500〜2500円くらい支払いで、週に1〜2回。職場からすぐのところだったので通いやすかった。ありがとうございました。

 

最近のこと:産休目前

妊娠9ヶ月に入った。いまだに信じられない。と他人事のように思う反面、自分が望んだいのちである。

結婚して2年、自分も29歳になり、今でなくてはダメなのか?仕事のことを思うともう少し後でも?と思わなかったわけでもないけど、数年前に子宮頸がんの検査に引っかかって、半年に一度の定期検診をしている身である。

とはいえほんとに経過観察なので、今のところ問題はなく(ほんの少しの異変を見つけてくれたお医者さんに感謝です)、しかし導火線のみえない爆弾を抱えているような気持ちはあり、鬱で休職したときに自分の体力や精神力の限界を突きつけられたような感覚と合わせて、なんとなくずーんとのしかかってくるような思いがあった。30、35、40…と年齢を重ねて、十分なキャリアを築いてから妊娠出産をするタフネスを自分に見出せず、子どもを持てるなら早いに越したことはないだろうと思っていた。

そんなことを知る由もない会社の人に「いまどきはライフワークバランス重視で結婚も出産も早いね」とか言われたり、「子ども欲しかったんだ!」みたいな反応をする友達はいて、私は「黙れ、はっ倒すぞ、人には人の事情があるんだ、私をジャッジするな」と心の中で思い、その衝動をやり過ごしている。

よし、子どもがいつ私のところにきてもよいように準備をしよう!とはじめたのが、ちょうど復職したころだった。仕事に対して何にも希望が見出せず、転職も真剣に考えながら、実際に何社か面接をしたりもしてた。何かを変えるなら今しかない、という感覚の方が強かった。

子どもを育てる、転職する、を天秤にかける博打のような考え方に「無責任だ」と言う人もいるだろうなーと思いながら、ほどほどに仕事して、その合間にサプリを飲んだり、求人情報を探して申し込んだりしていた。そのころの記憶は正直あまりない。

さらに私はまだ鬱の薬を飲んでいた。これ飲んでて子どもほしいとか思っていいのかな?という気持ちももちろんあり、さらに今の職場にいても私の体調が自然と良くなることはないだろうと確信したのが去年の冬のことだった。この辺りから私の記憶は鮮明だ。転職よりもさきに異動を願い出ることの方がリアルだろうと思い、会社に働きかけたりなどはじめた。

そうこうしているうちに春になり、妊娠がわかった。

ここまで書いていて思ったけど、たぶん私は状況さえ許せばいつでも子どもを産んで育てたい、と思っていたんだと思う。それが好奇心なのか、生まれ持った気質なのかわからないけど、生まれてくるいのちに対しては、かなりウェルカムな方だと自覚している。

去年の冬に風邪で体調を崩した時に、自分の身体について結構真剣に考えた。激務にくたびれ切ったこの身体に、着床は到底不可能に思えた。だけどもし、この脆弱なからだにステイしてくれるいのちがあるのなら、リリース頑張ってみたい、とふと思った瞬間があった。いのちが私を通過するイメージができた。

予定日まであと2ヶ月を切って、ここまで大きなトラブルなく過ごせたことに感謝しながら、産休にはいる準備をする。次の金曜日が最終出勤日だ!