イカサマな新素材

写真をあげたり日記を書いたりします

潔癖さ(少女的)

幸田文の「雪もち」という短編が好き。

浮かれてる新妻が、少しだけ大きなことを諦めて、時間が経ってちょっと大人になる話。

付き合ってる人とか、夫の昔の恋人ってなんであんな心を乱すんでしょうね。

大体は、こっちに経験があまりないからっていうことが原因なきがする。

この世界の片隅に」も、そういうザワザワが人間関係の中に複雑に織り込まれてるよね。

本当にやるせないことってあるよなと思う。

私も本当に嫌だったな。彼氏の元カノの気配。今もやだけど、私にもいろいろあったから、今なら昔ほど潔癖じゃなく受け入れられると思う。

少女らしさというのは「潔癖」という言葉でほぼ表せるのではないかと卒論を書きながら、「櫻の園」を読んだりしながら、考えていた。

経験がないということはまっさらということで、まっさらなつもりたての雪に足跡をつけられるかどうかということと、この「潔癖」という言葉は近い。

一面の銀世界を生まれて初めて目にしたら、足を踏み入れるのをためらう気持ち。でも、それから何度も何度も雪が積もるのを見たら、さすがに「きれいだな」程度で、どんどん雪かきできちゃうし、雪の厄介さもわかってくるし。

少女らしさってそういうイメージだな。

経験のなさ。

変わりたい、変わりたくないのせめぎ合い。

雪の中を走り回りたい。でもこのまっさらな状態をとっておきたい。

今はそういう例えしかできないな。